ケンカの危機がラブラブのきっかけに【アサーティブコミュニケーション】

はるもにあ、市野貴大、市野実季恵、たーくん、みっく

ピンチをチャンスに変えるコミュニケーション

「誰々が、◯◯で、ハラタツ!」、あわやケンカ?そんなピンチを、自分の気持ちに気付き、相手との関係をさらに良くするチャンスに変える、「アサーティブコミュニケーション」という方法をご紹介します。

ストーリー

明日はお休み。彼から連絡が来ました。「明日の朝、君の家に行くね」 

彼女はるんるんです。「朝って何時だろう?彼も疲れてるだろうから、あえて時間は聞かなかったけれど。まぁ、朝っていうくらいだから、9時10時にはくるかな?11時だと普通昼だよね?」

翌朝。とりあえず早めに起きて、身支度整え、部屋を片付けました。「久しぶりに一緒にランチだから、朝ごはんは軽めにしとこうっと…。ランチはどこがいいかなぁ♡」

ところが、待てど暮らせど、彼がやってきません。「おかしいなぁ。何かあったかなぁ?」そわそわ落ち着きません。待ちかねてとうとうメールしました。「何時に来る?」

「12時に行くよ」…えぇ?!それ朝なの?!

「ランチは?」「済ませてから行くよ」えぇ〜!(涙)

ケンカか我慢か?

こんな時、あなたならどうしますか? 

《パターン1》「朝って言ったじゃん!」ぷんぷん。ケンカへ突入。

《パターン2》ぐっと感情飲み込んでガマンガマン。彼も疲れてるんだもの。「…わ、わかった。ゆっくり休んでね…」しゅ〜ん。

パターン1は、湧いた怒りをそのまま相手にぶつけています。楽しみだったデートは台無しです。

パターン2は、湧いた怒りに、上から蓋をしてなかったことに。ものわかりのいいフリをしています。デートはできても、なんだか気分が落ち込んでいまひとつ楽しめません。

どちらもちょっと、後味悪くありませんか?

何が起きてるの?

パターン1も2も「相手はこうすべき」「これが常識」「正義はこれ」「私は正しい」といった考えに陥っているというのが、共通しています。自分の価値観を基準に、相手の行動を正しいか正しくないか、ジャッジしている状態です。価値観は人それぞれ、多種多様なため、このパターンを繰り返してしまうと、どこまでいっても苦しいことになってしまいます。

また、やっかいなのは人をジャッジするパターンにとらわれていると、自然と自分も人からジャッジされてる気がしてしまう点。他の人との関係でも、自分を出すことが怖かったり、オドオドするようになってしまいます。 

そして、パターン2に関しては、漠然とした寂しい気持ちが増えてしまいます。感情に蓋することで、自分が自分に粗末にされている感覚になるためです。これを後からフォローするとなると、ちょっと大変です。

3つ目の方法「アサーティブコミュニケーション」

こんな時は、3つ目の方法、「アサーティブコミュニケーション」というコミュニケーション方法がおすすめです。

ポイントは、《自分との対話→相手との対話》と進める、この順番です。

① 自分の感情をそのままよ~く感じてあげます【自分との対話】

なんかモヤモヤする。なんかイライラする。そうだよね、イヤだって思ったんだよね。そう感じていいよ。寄り添ってあげます。

② どう思ってるか、自分の声を聞いてあげます【自分との対話】

「朝っていったじゃん!ランチ行けないじゃん!あのお店行きたかったのに!楽しみにしてたのに!もっと早くわかってたら私もゆっくり寝れたのに!わかってたら朝ごはん◯◯のモーニングにしたかったのに!」これを出し切り、味わい切ります。ただ、まだ伝えません。ポイントは次です。

③ ①と②がどこからきているか、心と対話します【自分との対話】

自分はどういう気持ちか、どう感じたのか、それはなぜか、《本音の本音》を探ります。イライラの核にあるのは、寂しさなどの可愛らしい気持ちです。ほっとしたら、核にたどり着いたという証拠です。

  • 朝から会えると思ってたから、会える時間が後ろにずれて「ガッカリした。」 
  • お昼ごはん一緒に食べれると思って楽しみにしてたから、それがなくなって「寂しい。」
  • お昼からってあらかじめわかってたら、朝ごはんを◯◯にするとか△△してゆったりするとかしたかった。今からじゃそれもできないから、「残念だ。」
  • 振り回された感じがして「嫌な気持ちになってる」 
  • こちらを気遣う一言がなくて、大切にされていないように感じて「悲しい。」 

ここまで落とし込めたら、そうか、ガッカリしたんだな、寂しかったんだな、とわかって、だいぶスッキリしてきます。

④《本音の本音》を彼に伝えましょう【相手との対話】

「私はこう感じた」は誰にも否定できないので、これだとケンカになりません。 相手の心の中で起こったことに対して、「そんなこと感じるわけないでしょ」とは言えないからです。

そして、そもそも、《本音の本音》であれば、聞いた相手も嫌な気持ちになるどころか、優しく愛おしい気持ちになるので、ケンカにはなりにくいのです。

先ほどの例なら

  • 疲れてるだろうし、起きて少ししてからそういう気分になったんだろうし、仕方ないって頭ではわかるけど、私はこういう気持ちになったよ。

と③の内容を伝えます。さらに

  • あと少し早く伝えてくれたら、嬉しいよ。または一言、ごめんね~って気遣ってくれたら、嬉しいな。 

こんな感じでひとことを添えると、自分も要望を伝えられてスッキリしますし、相手も、次はこうしようかなといい気分で前向きになれます。さらにいい関係でいたいね、という協力関係が築けます。

ここまででもかなりスッキリです。そして、あと一言プラスするとさらにgoodです。

⑤ 感謝も伝えましょう【相手との対話】

  • 聞いてくれてありがとう。早く会いたいって思ってくれてた、その気持ちは受け取ってるよ。嬉しいよ。ありがとう。

自分の気持ちが軽くなって、相手の好意を受け取れる余裕が出てきたら、そこへの感謝も伝えましょう。ただ責められているのではなく、自分の気持ちも受け取ってもらえているんだなと伝わることで、互いを想う気持ちが確認できます。

これで、トラブルが一転、さらにラブラブのきっかけにできます。こういうコミュニケーションを「アサーティブコミュニケーション」「アサーション」と言います。

あなたもこんなことありませんか?

「誰々が、◯◯で、ハラタツ!」

「彼氏が自由人で、いい加減にしてほしい」という例でした。ちなみにこれは、結婚前のみっくとたーくんの実例です(笑)アサーティブコミュニケーションを知っていたおかげで、この日も無事、仲良くデートができました。

あなたもこんなこと、ありませんか?

  • 夫が、だらしない
  • 友だちが、身勝手
  • 部下が、◯◯しない

などなど。

親しい人に愚痴を聞いてもらったらちょっとスッキリするけれど。本当はあと一歩、現実をよくできたらな〜と思いますよね。

自分も相手も尊重するコミュニケーション

「相手が自分の思い通りに変わってくれることだけが、相手との関係を改善できる、唯一の解決方法だ」という思い込みをもってしまうと、自分にはできることがない、と苦しくなってしまいます。相手も、感情をただぶつけられたり、思い通りに自分をコントロールしようとされてると感じてしまうと、自分の自由を守ろうという本能が働いて、あなたへの接し方を硬化させてしまう可能性があります。

大切なのは、いい関係でありたいというのは、あなた自身が思っていることである、ということ。その想いを叶えてあげましょう。どうしてそうなりたいのでしょう?その人とどんな関係で、どんな時間を共にできたら幸せですか?

あなたがあなたの気持ちに優しく寄り添いながら、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、素直な気持ちを差し出してみてください。そこには優しい世界がありますよ。

アサーティブコミュニケーションは、自分のことも、相手のことも、両方ともを尊重し、大切にするコミュニケーション方法です。どちらかが我慢する、どちらかが折れて相手の思い通りにする、ではありません。主張はするけど、強要はしないことで、自分も相手もいい気分でいられて、お互いへの理解が深まり、より仲良くなれます。

「誰々が、◯◯で、ハラタツ!」、本当はいい関係でいたいのに…。そんな時に、お試しくださいね。

コーチングセッションを使うと、体験からコミュニケーションが学べて、応用がするするできるようになるので、一人では難しいなって時には、活用してみてくださいね。

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