桃田賢斗選手はなぜ強い?強さの秘密を徹底解剖

バドミントン

脳が糖分を欲しがっております!桃田選手のプレースタイルが最近変わったので、どういうことか、たーくんに教えてもらいました。こちら「くまバド」に載せるべく、書き起こしながらインタビューしたのですが。

それがいけなかった!みっくは5分くらいでいいだろうと思っていましたが、たーくま先生、結局30分お話が止まらず。みっくの脳みそが完全にぷしゅ~ってなっております(;▽;)

桃田選手が、なぜこんなに強いのか、強さの秘訣、試合の見どころと、観戦を楽しむコツ、みっくの力作インタビューをどうぞ!(2019年2月某日)

みっく
桃田選手、相変わらず強いね!かっこいい〜!
たーくん
すごいよね!世界トップの秘訣がいっぱいあるんだよ〜

目次

2018年、世界ランク1位に躍り出た。その秘訣は、鉄壁の守り!

究極の守りで勝つ

試合見てると、守ってる時間が長いのに、気付いたらどんどん点が入ってるんだ。不思議って思うでしょう?それこそが桃田選手のすごさの秘密なんだ。

謹慎から復帰してから、『守り勝ち』することがすごく多くなったの。
その『守りの強さ』で世界ランク1位になったんだよ。普通の選手は、これができないんだよね。

守りが強いってことは、それだけラリーが長くなるから、体力がすごく必要なの。

謹慎中に走り込みをして体力アップ

走り込んだ成果が出てるんだよね。桃田選手は世界でトップクラスの体力があるから守りきれるんだ。

反射神経でスマッシュをとる!

あとは反応がいい。つまり、相手のスマッシュを取れるってこと。普通の選手だったら取れないようなスマッシュをとっちゃう。だから相手は困るんだよね。プロの世界でスマッシュって基本、決め球なの。返ってきたとしても、普通は甘い球がくる。でも、桃田選手は、厳しいところに返せちゃう。

打つ手がなくなってミスに繋がる

世界一返してくる人だから、普通の相手だったら決まってるスマッシュが返されちゃって、終わり方がなくなってくるんだよね。だから、スマッシュを打ってる側にミスが出る。

桃田選手は、相手の決め球を返して、さらに攻める。

あと、その守りから桃田選手は攻めるパターンが始まる!そうすると相手はスマッシュ打って、体勢が崩れてるところを、攻められることになるのね。

つまり最強!!

相手に攻めさせる。それで守り切ってミスらせる。その後、さらに攻める。これが すごいんですわ!

相手の決め球は塞いじゃうんだけど、自分の決め球は増やすってこと。

だから強いんだよね。

プレースタイルが進化した2018年末

攻めが早くなった

2018年末のファイナルシリーズあたりから、プレースタイルが変わったんだ。攻めが早くなって、これまでの守りのプレースタイルから攻撃型に変わった。

具体的には、スマッシュを打つタイミングが早くなったんだ。タイミングっていうのは、ラリーの前半でスマッシュを打つ。サーブを打って、返ってきたのを、3手目でスマッシュ打っちゃうとか。

シングルスは特に、スマッシュの打つ頻度、タイミングがプレースタイルの分かりやすい指標の一つなんだけど。

前までは、スマッシュを全然打たなかった。打たなくても勝てたんだ。その時は、スマッシュの打てる体勢を作って、クリアやドロップで返す、そういうのをやっている間に相手がスマッシュ打ってくる、それをすごい反射神経でとる、というのをやってると、そのうち相手が体勢崩したりして、そこから攻めパターンになって、ポイントが決まってた。

なんでスタイルが変わったの?

おそらくだけど、研究をされて、スマッシュを打たないと決まらなくなってきたんじゃないかなぁ?相手も世界トップレベルだからね。攻撃性が必要なんだと思う。

あとは単純に体力を使うのが大きいんじゃないかな。最初のうちにスマッシュでポイントが決まっちゃえば試合運びが簡単だよね。早く終わる。大会を通してどう体力を配分していくか、世界ランク1位は考えてるはず。普通の選手だった目の前を必死で勝つしかできないけど、トップの選手は1週間をどう戦い抜くかという感じだから。

前はなんでなかなかスマッシュ打たなかったの?

正確なことをはわからないけど、復帰するにあたって体力をしっかりつけてきた、今までの足りなかった部分を確認してたんじゃないかな?

今までは体力がなくて、ショットの精度が落ちて、試合の後半やられちゃうのがあったんだ。そこを強化したのを確認してたんじゃないかなと思う。

相手は相手で、今までと違うから、読みきれなくて点を取られるとか、こんなのまで返されちゃうのってなって、結構あっさり勝つみたいなこと多かったからね。だからそれで勝ててたから続けてたんじゃないかな。

だけど、だんだんそれが、相手も研究してきて勝てなくなってくる、接戦になってくる、ということが増えてくるから、もうそれを想定して次は攻めにいこうっていうことじゃないかと思うよ。

トップ選手の宿命

トップの選手ってずっと同じプレースタイルではいられないところがある。大きくは変わらないんだけど、たとえ世界ランク1位だとしても変えていかないと、周りがどんどん進化してくから。特に時代が変わってきて、若手が来たりとかすると、トレンド的なプレースタイルがあるから、それを世界ランク1位も学び続けて、自分に取り入れ続けないと、トップにいられないってことじゃないかな。

スタイルを変えないトップ選手もいる

その一方で、トップ選手でもスタイルを変えない選手もいるよ。女子のシングルス1位のタイ・ツーインは、飛び抜けて強くて、たまに抜かれることはあっても、1位を何年もほぼキープしている。だから、プレースタイルは結構一貫してる。フェイントが得意なんだよ。

この選手のフェイントかっこいいよ。トップ選手が引っかかるんだからすごい。トップ選手って引っかかっても、あ、反対だったって追いかける足があって、逆をつかれても取り続けちゃう。それが一歩も動けないっていうのが起きる。だからすごいんだよ。

今の桃田の強さの秘訣を教えて!

桃田の超絶ヘアピンを目撃せよ・世界トップのヘアピン技術

いろいろあるけど、ヘアピンは昔から精度がいい。桃田はヘアピン技術が世界トップで、ゾーンに入ってる時は、ネットインを狙って打てるんだよ!

ネットを越えるために、シャトル先端のコルクはネットに当てずに、羽の部分だけを当てることができるんだ。すごいでしょ!!

ラウンド側のスマッシュストレートの精度がすごい

桃田はラリーが何十回と続いた後でも、ライン際ギリギリに打ち込める。もちろんクロスもいい。どちらもあるから相手が読みきれなくて決まるんだ。触れないなんてすごいよね。

フットワークがすごくいい

フットワークに余裕がむちゃくちゃあるよ。もちろん相手もそうだけど、世界トップレベルで戦ってて、試合の序盤、11点から折り返しっていうんだけど、後半フットワークのギアが挙げられるんだ。つまり前半はトップギアじゃない状態で戦ってる。必要な時にギアを上げることができるんだよ。

普通の選手は全力で、トップギア前の桃田と同じくらいのレベルなんだ。それで必死に追いついてる感じ。あのフットワークの良さは強さに繋がってるよ。

相手がスマッシュ打っても桃田は拾えるからきまらなくて続く、それを前に詰めてプッシュするまでの動きが早いんだ。相手がスマッシュ打ってきた後に、体勢を立て直して、相手のクリアやロブ、ヘアピンを仕留めに行くのが早いんだよ。

からだのバランス

スマッシュ打って着地した時の姿勢がすごく綺麗なんだ。スマッシュ打ってる時の上半身もすごい綺麗だよ。着地した後のバランスが全然崩れていないから、体勢を立て直さなくて、そのままいい打点に入れる。

体幹がいいのもあると思う。腰、腹筋、胴周りの筋肉がいいから傾かなくて、バランスが崩れない。

高速で動くと普通は上半身がぶれる。頭って重くて、ボーリングの玉くらいあるというけれど、それを上体で正しい位置に戻すことって時間と体力のロスになる。

桃田は、頭の位置がぶれなくて、上半身がぶれないで打てるから、体勢が崩れなくて次の動きにすぐに行けるのが強さに繋がってる。

腰から上を見てると動いてないみたいなんだよ。すっとまっすぐ立ってる。もちろんラウンドの時は傾くけどね。スローモーションして、桃田の姿勢を見るとすごいから一度見てみてほしいな。こんなに高速で動いてる中の姿勢がこんなに綺麗っていうのはすごいんだ。

1球だけを打って、そうなるのはわかるけど、何十回もラリーしてジャンプしてスマッシュ打ってるのが、こんなに綺麗っていうのは、なんだこれ!っていう感じだね。

桃田伝説、スマッシュなしで全国優勝・ゲームの組み立てがうまい

子供の頃かな、スマッシュを打たないで全国優勝したっていう話を聞いた記憶があってね。

お父さんがコーチだったと思うんだけど、きっと組み立てとか、そういうことを鍛えるために、ヘアピン、ドロップ、クリアだけで勝つことを目指したんだと思うんだけど、それで優勝してるとか。

(調べ直したけど出てこないので、もしたーくんの記憶違いだったら、ごめんなさい!)

昔から、ゲームの組み立て、相手の逆をつくのがうまかったのが、今の強さの根底にあると思うよ。

バックのサーブレシーブのフェイントがザ・桃田

バックのサーブレシーブの時に、奥にロブを打つと見せかけて手前にヘアピンを打つのが、桃田の得意なフェイントなんだ。これは昔からの桃田の得意。だから、これが出ると「出た!」って嬉しくなっちゃうね。

スマッシュレシーブ

スマッシュレシーブがすごいよ。相手のがライン際に飛んできても取っちゃう。その時はすごい集中状態なんだ。

スマッシュが飛んできた、同じ側にショートレシーブをする選手は多いんだ。簡単だから。桃田はそれをクロスに持っていくことがある。コースを変えて、ショートで返球するのがすごいところだよ。

決まる割合に注目すると、観戦はもっと楽しくなる

10ポイントの中で、より多く取っているのがどっちかを見るとより楽しめるよ。初心者のうちは、スーパーショット、スマッシュがすごいとか、1ポイントがどうかで見がちなんだ。決まったとかね。

それが同じ選手が10回スマッシュ打ったとして、何回それが決まっているか、で見ていくと面白いんだ。

結局それが10回打って6回決まっていれば打つ価値がある。それが4回だったら打たないほうがいい。でも初心者のうちは、4回すごいのが決まったっていう印象だけが残っちゃったりする。

トップ選手は1回決められることは嫌じゃないんだ。21点取れればいいわけだから。4回決められても6点自分がとれてたら、どうぞもっと打ってくれって感じなんだよね。

試合の流れを見てみよう

決まる割合って、試合の中で変わってくんだよ。試合の前半と後半で、コースを読めるようになっていたたりスピード感に慣れたり、こういう玉だと打ち返してくるっていうのが読めたり、虚をつかれなくなってくる。それで、決まらなくなってくる。そうすると、コースを変えてくるよね。ボディーに入れたり、クロスを使ったり。そうすると決まる確率がどんどん変わっていくんだ。

それが2セット目になると、また変わってくる。その流れを見ると面白いよ。変化を見てるからずっと見てても飽きないんだね。ただ羽が飛んでるのを見てるわけじゃないから。

桃田を応援するならここを見よ!

桃田なら、スマッシュのラウンドからのストレートが得意って、みんな知ってる。得意だからここくるよねってわかってる。

だから、序盤からそれを抑えられると何か起こるぞって感じがするし、序盤いくつか決まると有利な流れが来るなって思ったりする。

そうやって流れを読んで予想しながら見てみてね。

<<2019年2月のたーくんへのインタビューはここまで!以下、後日追記>>

桃田、快挙〜!

2019年 全英オープン、日本人初の優勝!!!

やったー!これすごいね!全英オープンは、バドミントンの世界の大会で、一番ランクの高い3つ(ワールドツアースーパー1000)のうちの1つなんだよ。

同じく世界トップクラスの石宇奇(せきうき、シー・ユーチ、中国)を準決勝で破って決勝いってる。

決勝の対戦相手は、強敵、アクセルセン(デンマーク)だったよ。

すごい正確でミス少ないし、動き早いし、普通なら決まってるようなのがお互いに決まらない。レベルが近いから、流れみたいなので、突然の連続ポイントが起きてそっちがゲーム取るとか起きてた。ファイナルセットまで行って、中盤までどちらがかつかわからない、ドキドキするゲームだったよ。

応援が賑やかだったね!静かに観戦するテニスを見慣れてるから、打ってる最中も盛り上がってるのを見てると、面白いな〜と思うよ。

桃田選手と同じラケットが欲しくなっちゃう

桃田モデルのラケットは、「アストロクス99」と言って、購入できるよ。五輪3大会連続銀メダルで、レジェンドと言われるリー・チョンウェイと桃田の二人だけのモデルなんだ。かっこいい選手と同じラケット、欲しくなっちゃうよね〜。

・アストロクス99、メーカー:ヨネックス、メーカー希望小売価格:¥26,000

実は、リー・チョンウェイにも、ドーピング問題で出場停止だった時期があったんだそうだよ。それもあっての温かいメッセージだね。桃田はこの記事の言葉を励みにしてここまで来たからこそ、の行動だったんだね。なんかグッとくるよね。

シューズも揃えたくなったらこちらをどうぞ

2019年2月にヨネックスが、桃田が使用しているオレンジ色を発売したよ。シューズも揃えちゃう?明るい色のシューズは、体育館で映えるね。

みっく
左利きの桃田選手が構える時に、すっと右手をラケットに添えるのが、素敵〜。
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